大和市の造園会社、結心園さんの名札掛けを作らせていただきました!

株式会社結心園(ゆいえん)さんは特殊伐採、危険物伐採、抜根を得意とする造園会社さんで、伐採した丸太をご提供いただいたり材料置き場を使わせていただいたりkinoiroの活動を支えていただいております。

このたび社員さんの名札掛けと代表取締役の野上さんの自宅の表札を作らせていただきました。

これまでは写真のように壁に直接社員さんの名札が貼られていたのですが、これを木の枠の名札掛けにリニューアルしたいとのご要望です。

参考にしたのが小田原にある神奈川県工芸技術所の樹種見本。ふすまを外す要領で札をちょと持ち上げて出し入れする構造になっています。
今回作る名札掛けは、名札が2段、右側に社名の大きい札が入るので少し設計が複雑になります。

名札と表札の文字はハンディタイプのレーザー加工機では彫刻できないサイズなので、工芸技術所の大型のレーザー加工機で入れます。表札の文字は3回加工することでかなり深く掘ることが出来ました。

使う材料はお任せ頂いたので、名札掛けの枠は小田原産のヒノキ間伐材、名札はサクラを使いました。
サクラは数年前に不要材をいただいたものなのですが、ようやく活用できました。
枠と札の色や木目の対比がいい感じになりました。
盤面には余裕があるので新しい社員さんが入社したり部門が増えたりしても対応可能です。

表札はウォルナットをサクラでサンドイッチした三層構造にしました。木目の方向を直交させることで反りを抑える狙いがあります。サクラは名札と同じ不要材、ウォルナットは端材を2枚に割って中央で繋げました。

艶消しクリアで塗装して完成した名札掛けと表札を取り付けに事務所に伺いました。私の自宅からほんの数分のご近所です。

壁に壁ロックという金具で穴を開けて取り付けるのですが、絶対に間違えられないのでものすごく緊張します。何度も寸法や水平を確認します。

野上社長と一緒に。

野上社長のご自宅に伺い、表札も取り付けました。
こちらは外用の強力両面テープで貼り付けました。

野上社長のご家族と新しく取り付けた表札。

今回作成した名札掛けと表札、末長くお使いいただけると嬉しいです。

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