kinoiroは、木材資源の有効利用を目指し、端材・廃材のアップサイクルや神奈川県産間伐材の活用に取り組んでいます。
まだ素材として使える、端材・廃材・街の木などの木材資源を廃棄せずに再利用し、素材のストーリーが価値として込められた新たな商品に生まれ変わらせます。
木が大きく成長する時に吸収し、蓄えた二酸化炭素は、木材や木製品が廃棄物として燃やされる時に大気中に放出されます。
kinoiroは、永くお使いいただける商品づくりを通じ、CO2の削減に微力ながらも貢献したいと考えています。
また、製造過程で生じるおがくずは横浜市の自然農法の農園で堆肥やニワトリのエサを作る材料として活用いただいています。
kinoiroはアップサイクルを意識した商品づくりを心がけています。
小田原市の薗部産業様よりご提供いただいた端材を主な材料としてアップサイクルさせていただいております。
例えば、「お椀になりたかったツリー」の枝は「めいぼく椀」の材料端材からできています。
割れや節があるため残念ながらお椀になれなかったヤマザクラやクルミなどの国産木材の端材。
そこから良い部分を手作業で切り出し、ずっと握っていたくなるようなすべすべの手触りになるまで磨いて作っています。
「お椀になりたかったツリー」になれなかった、もっと小さな端材はミニ一輪挿しなどさらに小さなアイテムにアップサイクルされます。
めいぼく椀の端材の山。
ヤマザクラ、クルミ、クリ、ブナ、ミズナラ、ケヤキといった貴重な国産材がたくさん。kinoiroにとっては宝の山ですね。
端材なのでどの樹種があるかは運次第。なので、kinoiroがご提供できる商品も季節やタイミングにより異なります。
kinoiroではさまざまな道具を使い、端材を加工し、新たな商品を生み出します。大きさや形がバラバラなため通常の材料より手間が掛かりますが、地道に作業します。
※ アップサイクルとは、廃棄されるものにデザインや機能など新たな価値を付け加えて資源を再利用することです。
薗部産業様では、端材から炭を作り、その炭でお椀を削り出すための刃物を鍛えます。端材は燃えてしまいますが、新たなめいぼく椀を生み出してくれます。
※ ダウンサイクルとは、廃棄されるものを価値が低いものに変えて資源を再利用することです。
めいぼく椀の端材がツリーや一輪挿しに生まれ変わりました!
「お椀になりたかった、けど素敵なツリーになれた!」と端材たちの声が聞こえてきたら嬉しいな♪
めいぼく椀は、グッドデザイン賞、さらには長年にわたって人々に愛され続けた製品にのみ贈られるロングライフデザイン賞に選ばれた、薗部産業様を代表する商品です!
例えばホテルのリニューアルなどで不要になった無垢の木製の椅子などは分解して素材に戻し、アップサイクルすることが可能です。
kinoiroは、役目を終えた木製家具を企業様よりお預かりし、記念品やノベルティなどにアップサイクルして納品いたします。
記念品やノベルティを受け取る方に素材のストーリーをお伝えいただくことで、より一層愛着を持って永くお使いいだだけることと思います。
使い切れず余ってしまった材料は、許可をいただいた上でワークショップのキットや商品づくりの材料として無駄なく活用いたします。
現場で椅子を分解して小さくしてからこうばに運びます。
表面の塗料を削り落とすと綺麗な木肌が現れます。
スギやヒノキの人工林を健康に育てるために欠かせないのが、密集した木を間引く間伐。
間伐によって暗かった森に日の光が差し込むようになり、森全体に活気が戻ります。
健康な森では木や草が元気に根を張って育つため保水力がアップし大雨による山崩れを防いでくれます。
しっかり手入れされた健康な森からは綺麗な空気と栄養たっぷりな水が生まれ、川となり里にある田畑を潤し海に流れ込み魚を育てます。
kinoiroは、地元神奈川県で間伐されたスギやヒノキを使った商品づくりを進めています。
小田原産スギ間伐材をランダムに削ったブロック
小田原産ヒノキ間伐材のカッティングボード
株式会社 kinoiro
〒243-0203
神奈川県厚木市下荻野1248-3
046-207-8862
ワークショップコンシェルジュ®︎、kinoiro®︎は株式会社kinoiroの登録商標です。
© 2023 Kinoiro Corporation